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※問診票は事前にご用意できる方のみ
印刷・記入の上、ご来院時にお持ちください。

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一般眼科OPHTHALMOLOGY

目に違和感や不調を感じたら、まずはお気軽にご来院ください。

結膜炎・白内障・緑内障・ドライアイ・眼精疲労(目の疲れ)・かすみなどをはじめ、各種検査・コンタクトレンズ・めがね処方も行っております。小児や赤ちゃんの目の不調なども診療しております。当院では、最新の検査機器、治療機器をそろえ、診療にあたっています。また、地域の病院と密に連携をとり、患者様にとって最良の医療を提供できるよう心がけています。

ドライアイ

ドライアイは、目の表面を保護している涙の量が不足したり、涙の質が低下する病気です。
涙は涙腺でつくられ、まばたきの度に、目の表面を潤す役割を持っています。
その内10%が蒸発、残り約90%が涙点という穴から排出され、涙少管を通り、鼻へと流れ出ていきます。

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主な症状
  • 目が乾く
  • 目が疲れる(眼精疲労)
  • 目が痛い
  • 充血する
  • 10秒以上目が開けられない(目をつぶっていたい)
  • 光がまぶしい
  • 空気や水がしみる
  • 理由もなく涙が出る
  • 異物感がある(ゴロゴロする)
  • ショボショボする
  • 重たい感じがする
  • 目やにが出る
  • かすむ(ぼやけて見える)
考えられる原因
  • まばたきの回数が減る
  • ストレスや緊張
  • 加齢による涙液分泌低下
  • アイメイクなどによるマイボーム腺の詰まり
  • コンタクトレンズ
  • エアコンなどによる乾燥
  • シェーグレン症候群
    (涙・唾液が出なくなる病気)
検査
  • シルマー検査

    シルマー検査

  • 涙液層破壊時間(BUT)検査

    涙液層破壊時間(BUT)検査

主な治療法

点眼治療

定期的な点眼で、症状の改善を促します。
近年は、ヒアルロン酸による目の保湿のほか、涙の分泌や質の改善が見込まれる点眼薬なども開発されています。

点眼治療

キープティア(コラーゲン製涙点プラグ)

点眼のみでは症状のコントロールが難しい方、固体プラグを留置することに抵抗がある方向けの治療です。痛み・異物感がなく、即効性のある改善が見込めることが最大のメリットです。

キープティア(コラーゲン製涙点プラグ)

涙点プラグ挿入術(スパーフレックスプラグ)

点眼・コラーゲンの充填では症状が改善されない重度のドライアイの方向けの治療です。
シリコーン製のプラグで涙点に栓をしますので、恒久的な効果が期待されます。

涙点プラグ挿入術(スパーフレックスプラグ)

アレルギー性結膜炎

目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着して、結膜に炎症を起こす病気です。
結膜とは、まぶたの裏側と白目の部分を覆っている粘膜のことです。

主な症状
  • かゆみ
  • 充血
  • 目の異物感
  • 涙が出る
  • まぶたの裏にぶつぶつができる
  • 目やにが出る
考えられる原因
  • 花粉が原因の場合、季節により花粉の種類が異なります。
    1-5月:スギ花粉 3-5月:ヒノキ花粉 5-7月:カモガヤ花粉 8-10月:ブタクサ花粉
  • ハウスダスト(チリ、ホコリ、ダニ、カビなど)(1年中)
  • 動物の毛(1年中)
  • コンタクトレンズの汚れ(1年中)
  • その他にも様々なアレルゲンが存在します。
検査

イムノキャップラピッド(アレルゲン検出)

アレルギー性結膜炎の主な原因となる8項目のアレルゲンを調べる検査です。
指先から少量の血液を採取し、20分待てばその場で結果がわかります。
注射による採血ではないため、お子様でも検査できます。

イムノキャップラピッド(アレルゲン検出)

主な治療法

薬物療法

抗アレルギー点眼薬、ステロイド点眼薬、免疫抑制点眼薬、内服薬など。
原因となるアレルゲンを回避すること(マスクや眼鏡の着用・掃除)も大切です。毎年、同じ時期にアレルギーになる場合は、症状がでる少し前から予防点眼することをお勧めしています。

はやり目
(流行性結膜炎・咽頭結膜熱)

アデノウイルスという非常に感染力の強いウイルスが原因でおこる結膜炎です。
潜伏期間は1~2週間あり、感染経路は手などを介した接触感染によりうつります。

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主な症状
  • 結膜充血
  • 水ぶくれ(浮腫)
  • 目やに
  • 流涙
  • まぶたの腫れ
  • まぶた内側のブツブツ
  • 耳前リンパ節の腫れ
  • 発熱(咽頭結膜熱の場合)
  • のどの痛み(咽頭結膜熱の場合)
検査

アデノウイルス迅速検査

アデノウイルス迅速検査

主な治療法

アデノウイルスに有効な抗ウイルス薬はありません。
約1~4週間で自然治癒します。
2次感染を防ぐため抗菌薬や抗炎症薬の点眼治療を行います。

注意事項

流行角結膜炎や咽頭結膜熱は学校保健安全法で学校感染症に指定されています。
そのため、感染の恐れがなくなるまで一定期間、登園・登校できません。
必要な方は診断書を記入してお渡し致します。
※成人の方では法律で規定されていませんが、感染を防ぐために休業・自宅待機することが推奨されています。

飛蚊症

視界にごみや虫のようなものが飛んでいるように見える症状を飛蚊症と呼びます。特に治療が必要でない「生理的」なものと、治療をしないと視力が低下する恐れのある「病的」なものに分けられます。

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考えられる原因

生理的飛蚊症

硝子体(しょうしたい)が年齢により濁るためにおこります。
その中でも硝子体と網膜の間に隙間ができる後部硝子体剥離では、硝子体の後ろ側の膜が網膜に写り、急に飛蚊症が現れます。後部硝子体剥離自体は50~60代で生じる生理的な現象で、病気ではありませんが、網膜裂孔や網膜剥離を伴うことがあるため、経過観察が重要になります。

病的飛蚊症

網膜剥離、網膜裂孔、硝子体出血、ぶどう膜炎などの疾患により付随して起こる飛蚊症です。手術や処置などの早期治療を行わないと失明する恐れもあります。

検査
  • 散瞳眼底検査(検査後まぶしくなり4-5時間ほど、お車の運転ができなくなります)
  • 光干渉断層像検査(OCT検査)
主な治療法

生理的な飛蚊症の場合は、特に治療はありません。
飛蚊症の数や大きさに変化がある場合は、すぐにご受診下さい。
病的な飛蚊症の場合は原因疾患の治療をする必要があります。

網膜剥離・網膜裂孔

網膜剥離とは、眼球の内側にある網膜という膜が剥がれて、はがれた部分の視野が欠けたり、網膜の中心部である黄斑部分まで剥がれた場合は、急激に視力が低下し、失明に至る恐れもあります。

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主な症状
  • 飛蚊症(黒い点やゴミのものが見える)
  • 光視症(ピカピカと光が見える)
  • 視野欠損
  • 視力低下
考えられる原因
  • 老化
  • 網膜の萎縮
  • 外傷
  • 糖尿病網膜症などの一部の原因疾患
検査
  • 散瞳眼底検査(検査後まぶしくなり4-5時間ほど、お車の運転ができなくなります)
  • 光干渉断層像検査(OCT検査)
主な治療法

レーザー治療(網膜光凝固術)

網膜裂孔や最小限の網膜剥離では同日速やかにレーザー治療を行います。

硝子体手術

進展した網膜剥離では入院、手術が必要になります。連携病院に紹介しています。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症とは、糖尿病の三大合併症の一つであり、日本の中途失明原因の上位となっています。
糖尿病網膜症は、糖尿病が原因で目の中の網膜という組織が障害を受け、視力が低下する病気です。

主な症状

初期(単純網膜症)

まだ自覚症状がみられません。しかし、目の中の血管の状態をみると、小さな出血など、少しずつ異常があらわれています。

中期(前増殖網膜症)

視界がかすむなどの症状が感じられます。
このとき目の中で、血管がつまるなどの障害が起きています。

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末期(増殖網膜症)

視力低下や飛蚊症が起こり、さらには失明に至ることもあります。
目の中で大きな出血が起こる、あるいは網膜剥離や、緑内障など、他の病気を併発している場合があります。

検査
  • 散瞳眼底検査(検査後まぶしくなり4-5時間ほど、お車の運転ができなくなります)
  • 光干渉断層像検査(OCT検査)

糖尿病の方は少なくとも半年に1回の診察をお勧めしています。

主な治療法
  • 内科的治療による血糖値正常化
  • レーザー治療
  • 硝子体手術

加齢黄斑変性

物を見るときに重要な働きをする黄斑という組織が、加齢とともにダメージを受けて変化し、視力の低下を引き起こす病気のことです。見たい部分が見えにくいので、本を読んだり、文字を書いたりすることが難しくなります。
放置すると視力低下が進み、失明する場合もあります。

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主な症状
  • 視野の中心部分が暗くなる
  • 中心がゆがんで見える
分類

萎縮型(いしゅくがた)

黄斑の組織が年をとるにつれて萎縮してくるものです。
現時点では治療法はありません。

滲出型(しんしゅつがた)

新生血管と言われる異常な血管が発生し、網膜色素上皮の下や網膜と網膜色素上皮の間に入り込んで広がってしまい、網膜にゆがみが生じ視力障害を起こします。
萎縮型に比べて進行が早く、視力を失うケースが多いのも滲出型の特徴です。

検査
  • 視力検査
  • アムスラー検査
  • 眼底検査
  • 光干渉断層像検査(OCT検査)
  • 蛍光眼底造影検査(連携病院に紹介しています)
検査
  • レーザー凝固法
  • 光線力学療法(PDT)(連携病院に紹介しています)
  • 薬物療法(抗VEGF薬)(連携病院に紹介しています)

斜視・複視

左右で視線の位置が異なる状態を「斜視」といいます。斜視の状態で、両目で見た時に1つの物が2つに見える症状を「複視」といいます。斜視には眼球運動の異常を伴うタイプと、眼球運動の異常を伴わないタイプがあります。

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先天性の原因
  • 生まれつき左右の眼球の位置や外眼筋(眼球の周囲にあり眼球を動かす筋肉)、外眼筋に指令を出す神経に異常があります。子供の時から斜視や眼球運動異常を指摘されています。若い時には複視の自覚症状が無くても、加齢により症状が顕在化し複視を自覚することもあります。
後天性の原因

外眼筋の異常

外傷や内科的な病気が原因で外眼筋の動きが悪くなります。状態によっては眼球周囲のMRIや内科的な検査が必要になります。

脳の異常

脳梗塞、脳腫瘍などで脳に障害が起きると眼球を動かす指令自体が出ません。急激に発症することが多く、生命に関わる場合もあり、頭部MRIなどの精査が必要です。

神経の異常

糖尿病、高血圧、動脈硬化などで神経がダメージを受けると脳からの指令が外眼筋に伝わりません。神経のダメージは多くの場合半年ほどで自然回復し、症状も軽快します。

治療

原因の特定は難しいこともありますが、原因疾患の治療を優先します。後天性の場合、治療や時間の経過と共に回復することも多く、半年ほどは保存的に経過を見ますが、自然に回復し ない場合は斜視の手術を行う場合もあります。回復期に複視で日常生活に支障が出ている場合や、斜視が固定していても手術治療を希望されない場合はプリズム眼鏡の処方などで対応します。